【鋼の錬金術師】 31 〜ロリコン疑惑浮上〜
「、今夜は外で食べないか?」
「はい、喜んで!!」
あたしは1つ返事で是と答えた。
「ここ…」
めちゃんこ高そうですけど!!??←ア○レちゃん!?
「さァ、入ろうか?」
大佐に腕を組まれ、あたしは拙い足取りで歩き出した。
大佐も自分も完全な正装だ。
どう考えても、コレは見かけからして危ない気がするのはあたしだけか?
年の差は15だ。
たとえあたしが老けていようとも。
たとえ大佐が童顔でも、だ。
が、周りの視線に負けるような人間ではないぞ、あたしは!!(自信満々)
正装で食事=プロポーズ。
この方程式は揺らがない!!(お前の頭を一回カチ割って見てみたいよ)
ドント ウォーリー!(黙れ)
「は何にする?」
「え、あ、あの…こういうトコ、慣れてなくて…」
「そうか、それでは私が全て選ぼう。好き嫌いはあるかね?」
「基本的にはありませんけど…」
あたしはメニューを見つつ呟いた。
「…おや、ハボック少尉ではないか?」
大佐の言葉にあたしは顔を上げた。
「た、大佐!?…とちゃん」
ハボック少尉は思い切り厭そうな顔をした。
そして心の中ではあたしたちの関係図がぐるぐると渦巻いていること、間違いない。(古い)
「何をしているのだ?」
「何って、食事っスよ。大佐こそどーしたんスか…」
大佐に言いながら、少尉の視線はあたしへ映る。
「デートだ(爽快笑顔)」
「はァ!?」
ハボック少尉は持っていたコートを取り落とした。
「お客様、他のお客様のご迷惑となりますので…」
店員に注意され、少尉は申し訳無さそうに周りにお辞儀した。
「やーい、少尉ってば注意されてるー!!」
「うっせ!」
先ほどよりは存外声は小さくなったが、それでもこの店(高級料亭)では目立つ。
「デートってどーゆー事っスか、大佐!」
「言葉のままだが?」
爽快な笑顔で照れそうな言葉を吐けるのは大佐の利点でもあり欠点でもある。
こっちは乾いた笑いを浮かべるしかない。
「ちゃん、どーゆー事!?」
「ん〜…」
一応あたしは悩んでみる。
「デート」
にっこぉり、と笑ってそう言ってやった。
「何言ってんだばk「それ以上言うと、明日からの仕事がやりづらくなる上にこんな所に来ている暇はなくなると思うのだが、良いのかね?」
大佐は尚も笑顔でそう言ったので、少尉は真っ青になって平謝った。
「で、そういう君はどうなんだ?」
「デートっスよ、大佐!!」
にこにこーっと幸せそうな笑みを浮かべる少尉に、大佐は更なる笑顔でこう言った。
「そうか、お幸せに…お前の女運の無さは生涯付き纏うと思うが頑張りたまえ」
そんな爽快な笑顔で言わなくても…。
「…そうっスね…大佐も頑張ってください…」
可哀想に、項垂れながら少尉は去っていった。
その後ろ姿を見やりつつ、あたしは苦笑を漏らす。
「さて、注文しようか」
にっこりとご機嫌な大佐に少し押され気味になりつつも、あたしは頷いた。
「でも大佐、良いんですか?」
前菜が運ばれてきたとき、あたしは口を開いた。
「何がだね?」
「デート、だなんて言っちゃって」
「いけなかったか?」
「ほ、本気で言ってたんですか!?」
「本気だったが?」
けろり、と大佐は言いつつ慣れた動作で食事を進める。
「だ、だって大佐、あたしとどれだけ年が離れてると…」
「そんなモノは関係無いだろう?私はね、どんな女性でも、一緒に食事をするという事は
デートと言う事にしてるんだよ」
「…」
どんな女性でも、って。
「まァ、は特別だが?」
心の中を、読まれたのかと思った。
ロイ・マスタングのロの時はロリコンのロですよ―――――!!!!!(最悪)
「」
しばらく食事を楽しんでいると、急に大佐の声が真面目になった。
「はい。何でしょう?」
「なぜ、国家資格なんて取ったんだ…?」
いつもより、あたしが見てきたどんな時より、真剣で真摯な声音。
あぁ、この人に嘘はつけない。
そう思った。
―NEXT→Coming Soon!!……←BACK―
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
久々の鋼更新。
オリジのストーリーなので、ちょっとサボってしまいました…。
スランプなんですよ、本当。
こっちこんなんですが…BLEACHの連載始めてもいいですか?(逝