【PEACE MAKER】   Slapstick  〜School〜





花の試合も終わり、そろそろたちバスケの試合が始まろうとしていた。


B組対C組。


ー!がんばってー!」


そこ!ピンポイントで過剰な応援するの止めてください!!



て言うか。





「お前敵チームだろぉぉおぉおぉお!!」









【勝敗の鍵は応援団が握る。】








え、待って。


「あたしスタメン!?」


!気付くの遅いしね!俺ばっちり応援してるから!!」


「平助!お前は自分のチームの応援をしろ!」


「なに言ってんの!ほら、横断幕も作ったんだぜ!」







この男はどこまでバカなのでしょうか。







頭を抱えるに、ちょいっとジャージの裾を引っ張られる感覚。


「試合、始まる?」


うん、と沙夜が頷いた。

整列する前にちらりと平助の方へ視線をやる。


平助お手製のガンバレ!”とかかれた横断幕がいやおうにも目に入った。


持っているのは北村くんと。


「あ、市村くーん!」


ひらひらと手を振る。


ッ!がんばれよな!」


キラキラと眩しいスマイル。


(あぁ、目から爽やか元気少年のビームが!)


ま、まぶしいっ!




、お前も相当のバカだ。




「ちょっと!扱い可笑しくない!?」

「うっさいのよ、平助!」

「ひどっ!!!!」


ガーン!とショックを受けて項垂れる彼を見て、くすりと笑うとは列に入った。


試合開始数分、B組ベンチ側がなにやら騒がしい。


フと視線を向ける。


「な、何で…!?」


「よっ、頑張るねぇ〜」


笑顔でひらひらと手を振る新八に。


さん!ナイッシュー!」


グッとガッツポーズをする総司。


「計画通りやな」


腕組みしつつにやりと笑う烝に。


!余所見してんじゃねぇ!」


勿論担任の土方。


「怪我しないようにねー♪ね、ひ・じ・か・た・先生☆


何故居る保健医。

土方が怯えている。








あからさまに間違っているB組応援団。








でも、見に来てくれて嬉しい。


(新八、きっと忙しいのに)


のかすかな幸せをよそに。

新八はじめ、総司、平助がいる所為でB組ベンチの後ろが女の子で大騒ぎだ。


!勝ったらお祝いしようねー!」

「良いですねぇ〜、パーティーしますか!」

「コラコラ君達、いつ何処でやるのサ」

「新八っつぁんちで良いじゃん!」

「あ、それ良いですネー♪」


勝手に話進めないでくださいますか。


「あの―…‥」


「何、





「正直な話、迷惑です」




ペコリと頭下げつつ、は試合に戻る。


、何でー!!??」


うるさい。

もういい加減にしてよ、とげんなりするにパス。

シュートを放るといとも簡単にすんなりボールはゴールに吸い込まれた。


歓声が半端じゃない。


(勿論、歓声の相手はあたし達じゃない)


C組の連中はさぞかし萎えている事だろう…。


と、相手チームに目を向けると。



「正直もうどうでも良いよね」

「うん、間近で見れただけでも!」

「て言うかもう自分への応援に聴こえる」

「え、うそ、わたしも!」









「あんたら全員可笑しいわッッッ!!!」










やってられない、は体育館の窓から遥かな空を見上げるのでした…。









TO BE CONTINUED !

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恐ろしく短いのですが、久々更新。

次項、急展開!?

あなたは、烝と平助、どちらがお好きですか?(にんまり)