【鋼の錬金術師】 14 〜ギャップ〜


「や、鋼の」


「あれ。大佐こんにちわ」

「なんだね、その嫌そうな顔は」

「くぁ〜〜〜。大佐の管轄ならほっときゃよかった!!」

「相変わらずつれないねぇ…っと、まだ元に戻れてはいないんだね」


久しぶりに見る大佐と、エドとのやりとりを遠くで見ている


あ〜、早く帰りたい。←悪。


そう言えば、あのシーンはここだったような?


あの無能大佐がかっこつけるシーン。←鬼。



うわぁ!!」   「貴様…ぐあっ!!



「うわ…仕込みナイフ」

エドが慌てもせず、呟く。


「大佐、お下がりくだ…」

中尉が銃を構えるのを手で制す大佐。


「これでいい」



「おおおおおお!!」


果敢にも向かっていく犯人(名前忘れた)。


右腕を掲げ、ぐっと指先に力を入れる。



パキン!


ボッ…



ゴオッ!!



「ごぉあっ?!」

がああああっと叫び声を上げて転がる犯人。


来るか?来るか!?

あの科白!!


「手加減しておいた。まだ逆らうと言うなら次はケシ炭にするが?」

「ど畜生め!てめぇ何者だ!!」



「ロイ・マスタング、地位は大佐だ。そしてもうひとつ。

 『焔の錬金術師』だ。覚えておきたまえ」





言ったー!!!!!←あんた何だよ。






「相変わらず派手だな、大佐」

「君には言われたくないのだが」

「それより大佐、僕達ユースウェル炭鉱から軍部の人と一緒だったんだけど」



「何!?」



「え…はい、さんって人」



「何処にいるのだ!?」



「大佐何慌ててんだよ、ってあれ?さっきまでここにいたのに」


さぁ〜てと、帰ろうかな★

さっきのアレ見れただけで大満足。


でもエドと離れるのは気が引けるなぁ。


そう思ってはエドの方へ視線を向けた。



「あ、いたいた。おーい、〜!!」



エドが大きな声での名を呼ぶと、

血相を変えたロイ大佐がこちらへ走ってきた!!




ーーーー!!!!!!」


両手を広げ、突っ込んでくる大佐。



涙と鼻水を拭け!!




「だぁぁぁぁぁぁ!!」



何しやがんだ!!!!



は大佐に抱きつかれる前に、大佐の頭に手を置き跳び箱の要領でそれを避けた。



変態!無能が変態になったか!最悪だ!最悪だ!!!


ちゃん、言い過ぎです」




〜」


「あっつくるしいです、大佐」


「心配したんだぞ!?」



あんたが行かせたんや!!




「いい社会見学になりましたよ」


、ケガは無いか?」

「無いよ」

「鋼のに何もされなかったか?」



何って何よ!?



いや、見事にハートを撃ち抜かれましたけど★←腐。



「大佐…ちょっと見ない間に性格変わりました?」


「私はおかしくなんてなっていない!」



いや、誰もおかしいなんて言ってねぇし。





「すまなかった、こんな事になるなんて…」


「大佐が謝る事なんて無いんですよ、行くと決めたのはあたし自身なんですから」



「お前のそうゆー所が…「それ以上言うな」


周りを見ろ!!




…」


「あ、エド♪」


って大佐の何…?」


何って何よ。


「その…お友達なんですか?」

「何で敬語になってるの、アル」

「だって、なぁ…」

「鋼の!」

「なんだよ!?」



に手を出してはいないだろうな!?」



「何もしてねぇよ!!てか、何だ、その親父みたいな物言いは!!」


エドが叫ぶ。



「「あ」」



エドとアルが呟く。


「も、もしかして…2人は親…」



「ありえないから」



何でそう見えるかなぁ〜〜〜??



「あたしと大佐が親子だって?
 そんなの地がひっくり返ってもありえないから。
 て言うか、こんな人が親だなんてありえないじゃない。

 せめて親を選ばせてくれ!!



何の話だ。



…さすがにそれはひどいだろ…」



「さぁてと、場が和んだ所で帰りますか」



(((和んでねー!!!)))←エド他の声。




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ごめんなさい、何か微妙になったw