【鋼の錬金術師】 23 〜正体!!??〜



、君は一体何者なんだね?」

「何者って…この中ではあなたが一番あたしに近しい人ですけれどもね、大佐」

「そうは言っても私は何も聞いていないが」


腰掛けている真っ白なマヌケ大佐。




…ぷっ。←失礼。



どうやら、中尉に時間が無いから、と着替えるのを止められたらしかった。


「1人にやけているぞ、

「あ、バレました?」

くすり、とあたしは笑みをもらす。



「燃やしてもらいたいのかね?」



「ごめんなさい…」



実は願ったり叶ったりです☆



大好きな大佐にやされるなら…。←変態。



「でも大佐、あたしの勝ちですよね?」

ニヤリ、とあたしはまた笑う。


「う…」

「ですよねー?」

「勝負は勝負だからな」




「じゃぁ借りてくぜ?」



豆エドの声だー!!!


いたんですか。←酷。



匂いで分からなかったなんて、あたしってば!!!



「だぁれぇがぁ…存在が分からない程のミクロンどチビだってぇぇぇぇえええ!!??」


あはは、ごめんって、エド〜。


これからは気を付けて匂いで気付けるようにするから★



そんなに拗ねないでよ〜。←違。



て言うか、あたし声に出してましたか!?



もしかしてエドって…えええええエスパー!!!???



エドパー!?←何だ。



「んな訳ねぇだろ!!エドパーって何だ!!」

…全部声に出てるよ…」


ヒィ!!


そんな!



アルってば、そんな萌え声で怖い冗談言わないでヨ。



「(萌え声…?)、声出てるってば」


「ごっめ〜ん、腐通に独り言言ってたよ★」



(((何だか響きが違う気が…)))←エド他。



「…で、どうなんだよ大佐?」


「それとこれとは話が別だ」


「何ぃ!?」


「鋼の、君は少佐と共に腕を直しに行きたまえ」


「な、何で少佐なんだよ!!??」

勘弁してくれよ!とエドが焦って訊く。


「俺ぁ仕事が山積みだから」

「私が司令部を離れるわけにはいかないだろう」

「大佐のお守りが大変なのよ」

「あんなヤバイのから守り切れる自信無いし」

「以下同文」


上から、ヒューズ中佐、ロイ大佐、ホークアイ中尉、ハボック少尉、その他。



…て言うか、ヒューズ中佐…辛うじてレアのままですね…。




「私が適任であろう!!!」



盛ッ。




相変わらず無敵に素敵ですね。



…無駄に。←失礼。




「勝手に決めんなよ!」


「子供は大人の言う事をきくものだ」

「子供扱いすんな!」


ムカチン!とエドが怒鳴る。


しかし、少しの間があって。


付きでなら良いぜ」


ニヤリ、と笑いが浮かぶ。


う〜ん、あたしとしても萌えエドやアルと一緒に行動したいのは山々なんだけどー。


行動は全て大佐が決めてるからねー。


いくらあたしが勝ったと言っても、この世界で大佐はあたしの身元請負人だ。



それに。


いくらエドやアルが可愛いからって、あたしの本命は大佐だ・か・ら♪(隠れ投げチュー)



(ぞくっ!!)←大佐。



「ね?、一緒に行かない?」

アルがあたしに問いかける。



、一緒に行くでしょ…?」



今すごく悪寒を感じたんですが…。



「行くよね…?」



さも身も凍りそうな(萌)声でアルがあたしに迫った。



もももも勿論…。



「行きマス…」



「だよね?行きたいよね、僕達の故郷へ!」


ぱぁっと温かみを取り戻すアルの(萌)声。


取り敢えず、この場の平和は守られた…。



てか、あたしがアルたちについてくって事はあたしの平和は守られないって事!?




いやぁぁぁぁぁ!!!




「そうだな…俺たちの親代わりであるばっちゃんにも会わせたいしな」

にかっと、エドが嬉しそうに笑う。

あたしの気も知らずに…


ちょっと待て。





親代わりに挨拶=親に挨拶=娘さんを僕に下さい!!??←お前が待て!!





そんなエドってば…。





なんて素晴らCィー!!!!鼻血。






「ごめん、。その方程式なんか違うと思う…僕はそれでも構わないけど」


アルさん、また心読みましたか!?


「仮にそうだとしてもアルとだなんて言ってないだろ?なぁ?」


「え…「兄さん何言ってるの?然も自分の方だと言わんばかりの言い分だね…?」



エドはアルの事、全く判ってない…!!



アルがどれほど恐ろしいか…。


「いや、そうは言ってないけどさ…」


本気で弁解する兄、エド。


「ごめん、そういうつもりじゃなかったんだ」


畏怖と言うよりは、兄として弟を宥めている感じだ。

いやぁー…エド…





  天  ★  然  ★  万  ★  歳  !  !  !  !





も行くって言ってるし、良いよな、大佐?」


「あぁ…」

しぶしぶ大佐は首を縦に振った。






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結局書く事になったウィンリィ編。
て言うか、リゼンブール編ですネw
長くなるぞ〜w笑。